マクスのメモ帳

ブログではキレイなマクスでありたい。Twitterは知らん。

チェーナーのセットアップ

チューナーにKTV-FSUSB2を選んだ。

下記のリンクは新しい型のモノ。
古い型のモノじゃないとTS抜けない。

KEIAN KEIAN USBフルセグ&ワンセグチューナー KTV-FSUSB2

KEIAN KEIAN USBフルセグ&ワンセグチューナー KTV-FSUSB2

なのでヤフオクで改造済みのチューナーを購入。
それでも4,100円でした。

GitHubにドライバが公開されているのでRaspberryPi用にコンパイルしていく。

ドライバのインストール

必要なライブラリをインストール。

sudo apt-get install git libboost-all-dev libboost1.55-all-dev

GitHubから持ってくる。

git clone https://github.com/sh0/recfsusb2n

下記のパッチも当てておく。
recfsusb2n_http_patch2.zipをWindowsでDLしてSCPなどで転送しておく。

patchフォルダ(任意の名前)を作ってにパッチを入れておく。

mkdir patch

パッチを解凍。

cd patch/
unzip recfsusb2n_http_patch2.zip

srcフォルダにぶち込む。

mv * ../recfsusb2n/src/
cd ../recfsusb2n/src/

パッチのMakefileを編集します。

vi Makefile

編集するのは、

  • 11行目:"CXXFLAGS =“の”-march=native“を削除
  • 13行目:"CFLAGS =“の”-march=native“を削除
  • 15行目:"#LIBS“の”#“を消してコメントアウトを外す
  • 16行目:頭に"#“を付けて”#LIBS"としてコメントアウト

Makefileを保存してmakeする。

make

「boost_thread-mt」が無いみたい。
「boost_thread-mt」の「-mt」を消して、再びmake。

ビルドが通った!
使いやすいようにrecfsusb2nを/usr/local/bin/に突っ込んどく。

sudo cp recfsusb2n /usr/local/bin/

デフォルトユーザ(osmc)をvideoグループに追加する。

sudo gpasswd -a osmc video

udevのルールを設定するため permissions.rules を作成。

vi /lib/udev/rules.d/89-tuner.rules

内容は

# FSUSB2N
SUBSYSTEM=="usb", ENV{DEVTYPE}=="usb_device", ATTRS{idVendor}=="0511", ATTRS{idProduct}=="0029", MODE="0664", GROUP="video"

再起動してからKTV-FSUSB2を接続。

受信テストしてみる。

recfsusb2n --b25 --sid hd --wait 100 13 10 test.ts

全然受信しないよぉ。。。

WindowsでBonDriver、TVTestなどで試してみる。
同じく受信しない。。。
アンテナの感度が悪いのかなぁ。。。

KTV-FSUSB2はワンセグチューナーでもあるのだが、アンテナ端子がワンセグアンテナの先端に取り付ける構造になっており、接触が悪いとうまく受信できないのだと。

それなら直付けするか。

付属のケーブルをぶった切る。

f:id:ksmksks:20150920203821j:plain f:id:ksmksks:20150920203901j:plain

銅線と銀の網を分けておく。

f:id:ksmksks:20150920203918j:plain

ワンセグアンテナと基盤が繋がっている赤と黒の導線を切る。

f:id:ksmksks:20150920204012j:plain

銅線を半田でくっつける。
穴が空いている場所に銅線を。
銀網の方は穴が空いていない場所に付ける。GNDならどこでもいいと思うけど。

f:id:ksmksks:20150920204106j:plain

f:id:ksmksks:20150920204547j:plain

完成!簡単だね! セロハンテープで固定しとく。ホットボンド欲しい。

再び受信テスト。
それでも受信しねぇ。。。

周波数帯域を順々に調べていく。

テレビ周波数チャンネル - Wikipedia

お、309MHzで反応が!
ケーブルテレビ伝送用バンド。。。

あ、うちCATVじゃんそういや!
アンテナの直付け意味ねぇー

チャンネルはこんな感じっぽい

(C18:放送大学)
C37:フジテレビ
C38:TBS1
C39:テレビ東京1
C40:テレビ朝日
C41:日テレ1
C42:NHKEテレ1東京
C43:NHK総合1・東京
C44:TOKYO MX1
C45:tvk
C46:テレ玉

なにやら周波数変換パススルー方式らしい。

周波数帯域が309MHz~363MHzなので、デフォルトのソースじゃ対応してないためドライバのソースを修正する。
channelの引数に37を指定したらフジテレビが映る感じにする。

fsusb2n.cppの216、482行目を以下のように変更する。

//pDev->SetFrequency( (args.channel * 6000) + 395143 );
pDev->SetFrequency( (args.channel * 6000) + 87143 );

そして、make。

make

もっかい/usr/local/bin/に突っ込んどく。

sudo cp recfsusb2n /usr/local/bin/

再々受信テスト

recfsusb2n --b25 --sid hd --wait 100 37 10 test.ts

見れた!!!!!!

次回はChinachuをインストールしていこう。


参考

ドライバインストール arkouji.cocolog-nifty.com

パッチ d.hatena.ne.jp